北千住・千住大橋エリアで、少し特別な朝ごはんや買い物を楽しみたい人におすすめしたい場所があります。
それが、京成本線「千住大橋駅」からすぐ近くにある足立市場です。
足立市場は、東京都足立区千住橋戸町にある東京都中央卸売市場のひとつ。都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場として知られ、マグロや鮮魚、貝類、塩干加工品など、プロの料理人や飲食店関係者が仕入れに訪れる場所です。
「市場」と聞くと、業者の人しか入れないイメージがあるかもしれませんが、実は足立市場には一般の人が楽しめるポイントもあります。
市場ならではの食堂で朝ごはんやランチを楽しんだり、一般開放日「あだち市場の日」に新鮮な魚介を買いに行ったり。地元の人にとっては、昔から千住の食文化を支えてきた“身近だけど少し特別な場所”でもあります。
この記事では、足立市場の歴史、一般客が入れるのか、どんな人が訪れているのか、おすすめの食堂や買い物の楽しみ方まで、初めて行く人にもわかりやすく紹介します。

足立市場はどこにある?
足立市場の住所は、東京都足立区千住橋戸町50です。
最寄り駅は京成本線の千住大橋駅で、1番出口から徒歩約2分。北千住駅からも徒歩約13分ほどで行くことができます。
北千住駅から歩く場合は、千住の街並みを楽しみながら向かえる距離感です。市場だけを目的に行くのはもちろん、千住大橋周辺や旧日光街道、隅田川沿いの散歩と組み合わせても楽しめます。

足立市場の歴史|ルーツは千住宿の“やっちゃ場”
足立市場の歴史はとても古く、天正年間、1580年頃には千住宿の青物市場として存在していたとされています。
当時は川魚、青物、米穀などを中心に扱い、奥州・常陸に通じる街道の重要な拠点として栄えました。神田・駒込と並ぶ江戸三大青物市場のひとつとされ、幕府の御用市場にもなった歴史があります。
その後、1945年、昭和20年2月11日に現在の場所で東京都中央卸売市場として足立市場が発足。もともとは青果も扱う総合市場でしたが、1979年、昭和54年に青果部門が足立区入谷の北足立市場へ移転し、足立市場は水産物を中心とした市場になりました。
つまり足立市場は、単なる魚市場ではなく、千住の商いの歴史を今に残す場所でもあります。

足立市場は一般客も入れる?
気になるのが、「業者ではない一般の人でも足立市場に入れるの?」という点です。
結論からいうと、一般の人でも足立市場を利用できます。
足立市場は卸売市場のため、基本的には飲食店や小売店など業務用の仕入れが中心です。そのため、通常営業日に買い物をする場合、お店によっては少量販売に対応していないこともあります。
初めて行く人に特におすすめなのが、奇数月の第2土曜日、1月のみ第3土曜日に開催される一般開放イベント、「あだち市場の日」です。
「あだち市場の日」は、普段はプロの仕入れの人で賑わう市場を、一般の人にも楽しんでもらうために開かれているイベントです。市場の活気ある雰囲気を味わいながら、買い物やランチを楽しめます。
観光客も行ける?初めてなら「あだち市場の日」がおすすめ
観光客や初めて足立市場へ行く人にもおすすめなのが、やはり「あだち市場の日」です。
一匹丸ごとの魚や、旬の魚介、市場ならではの加工品など、普段のスーパーではなかなか見かけないものに出会えることがあります。
魚の扱いに詳しくなくても、お店の人におすすめの食べ方を聞けることもあり、市場ならではのコミュニケーションを楽しめるのも魅力です。
ただし、足立市場は観光施設ではなく、あくまでプロの仕事場でもあります。市場内では車両やターレが通ることもあるため、歩きやすく滑りにくい靴で行くのがおすすめです。
どんな人が多く来ている?
足立市場は、朝早い時間帯には魚屋さん、飲食店、スーパー関係者など、プロの買出人が多く訪れる場所です。
一方で、一般開放日には、地元の人、家族連れ、魚好きの人、市場グルメを楽しみたい人など、さまざまな人が訪れます。
特に千住・北千住エリアに住んでいる人にとっては、足立市場は「近くにあるけれど、少し特別感のある場所」。普段の買い物とは違う、活気ある雰囲気やプロ向けの食材に触れられるのが魅力です。
観光客にとっても、築地や豊洲とはまた違う、地元密着型の市場の雰囲気を味わえるスポットといえます。
地元の人にとって足立市場はどんな存在?
足立市場は、千住の食文化を支えてきた存在です。
周辺の飲食店や小売店にとって、足立市場は新鮮な魚介や食品を仕入れる大切な場所。地元でおいしい魚料理を食べられる背景には、こうした市場の存在があります。
千住大橋や北千住周辺で食事をしていると、もしかするとその魚や食材の一部は、足立市場を通ってきたものかもしれません。
そう考えると、足立市場はまちの“台所”のような存在ともいえます。
足立市場で楽しめる食堂
足立市場に行くなら、ぜひ立ち寄りたいのが場内の食堂です。
市場内には、寿司、定食、丼、そば・うどんなどを楽しめる飲食店があります。朝ごはんやランチに立ち寄れるのも、足立市場の大きな魅力です。
武寿司
市場内にある寿司店です。市場で寿司を食べるというだけで、少し特別感があります。
朝からしっかり海鮮気分を味わいたい人や、市場らしい食事を楽しみたい人におすすめです。
かどのめし屋
定食や丼、ラーメンなどを楽しめる食堂です。
魚だけでなく、しっかり食事をしたい人にも立ち寄りやすいお店です。
しいはし食堂
足立市場内の食堂として知られる老舗の食堂です。市場らしい定食を食べたい人には、まず候補に入れたいお店です。
焼き魚や揚げ物、定食系のメニューが好きな人にぴったりです。
とくだ屋
市場で働く人にも親しまれている食堂です。
ボリュームのある定食や丼ものを楽しみたい人に向いています。
たけうち
そば・うどんのお店です。軽めに食べたいときや、朝から温かい麺を食べたいときに立ち寄りやすいお店です。
足立市場で買い物はできる?
足立市場では、魚介類を中心に、塩干加工品、乾物、調味料、青果、精肉、加工食品などを扱う事業者があります。
買い物目的で行くなら、一般開放日「あだち市場の日」が特におすすめです。
市場での買い物は、スーパーとは少し違います。価格表示が税込ではなく外税だったり、「1匹いくら」ではなく「1kgいくら」で表示されていることもあります。
購入単位や金額はお店によって異なるため、気になる商品があればお店の人に確認してみましょう。
初めてなら、無理にたくさん買おうとせず、干物、切り身、惣菜、乾物、漬物など、持ち帰りやすいものから選ぶのもおすすめです。
足立市場のイベントは?
足立市場の代表的なイベントは、奇数月の第2土曜日、1月のみ第3土曜日に開催される「あだち市場の日」です。
一般の人向けに市場を開放し、買い物やランチを楽しめる日として親しまれています。
回によっては、マグロの解体見学、即売会、子ども向けの企画などが行われることもあります。ただし、イベント内容は開催回によって異なるため、訪問前には足立市場の公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。

初めて足立市場へ行くときの注意点
足立市場は、一般客も楽しめる一方で、プロの仕事場でもあります。初めて行くときは、次の点を意識すると安心です。
- 滑りにくい靴で行く
- 大きな荷物やスーツケースは避ける
- ベビーカーでの入場は控える
- 売り物の魚介にはむやみに触れない
- 市場内の車両やターレに注意する
- ペット同伴は避ける
- 写真を撮るときは人の顔や価格表示に配慮する
- 一般来場者用の駐車場はないため、公共交通機関を利用する
市場内は水に濡れている場所もあるため、サンダルやヒールよりも、歩きやすい靴がおすすめです。
足立市場へのアクセス
足立市場は、京成本線「千住大橋駅」から徒歩約2分の場所にあります。北千住駅からも歩いて行ける距離なので、まち歩きと合わせて立ち寄りやすいスポットです。
足立市場は「千住大橋駅」から徒歩すぐ。北千住駅からも徒歩圏内です。
| スポット名 | 足立市場 |
|---|---|
| 住所 | 東京都足立区千住橋戸町50 |
| 最寄り駅 | 京成本線「千住大橋駅」1番出口より徒歩約2分 |
| 北千住駅から | 東京メトロほか各線「北千住駅」1番出口より徒歩約13分 |
| バス | コミュニティバスはるかぜ5号「足立市場入口」下車すぐ |
| 一般開放日 | 奇数月の第2土曜日、1月は第3土曜日に「あだち市場の日」を開催 |
| 注意点 | 一般来場者用駐車場なし。公共交通機関での来場がおすすめです。 |
足立市場はこんな人におすすめ
- 北千住・千住大橋周辺で朝ごはんやランチを探している人
- 市場の食堂で海鮮や定食を食べてみたい人
- 新鮮な魚介や市場ならではの食材を買ってみたい人
- 子どもと一緒に市場の雰囲気を体験したい人
- 北千住周辺のまち歩きスポットを探している人
- 観光地化されすぎていない、地元らしい場所に行きたい人
特に「あだち市場の日」は、一般の人が市場を楽しみやすい貴重な機会です。
北千住や千住大橋に住んでいる人はもちろん、少し早起きして出かける東京の朝散歩にもぴったりです。
まとめ|足立市場は、千住の食文化を感じられる“まちの魚河岸”
足立市場は、都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場です。
普段はプロの仕入れの場として動いている市場ですが、場内の食堂や一般開放日「あだち市場の日」を通じて、一般の人もその魅力に触れることができます。
千住の歴史を受け継ぐ場所であり、地元の飲食店や暮らしを支える場所でもある足立市場。
北千住・千住大橋エリアを歩くなら、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
市場ならではの活気、おいしい食堂、そして新鮮な魚介との出会いが、いつものまち歩きを少し特別なものにしてくれるはずです。